おおきに!実家に帰省したら着替えを忘れたので妹に服を借りたまめもんです。
実は私、学生時代はワープロ部というひたすら文字を入力する部活に所属していた経験があり、そこでタッチタイピングの技術を身につけました。
このスキルのおかげで学生時代に10以上の情報処理系の検定を取得し、大学受験も資格特別推薦という枠で合格した思い出もあります。
ということで、実際に私が実践した1分間で200文字を入力できるようになるための練習方法を詳しくご紹介します。
今回は「キーボードを見ずにひらがなの単語を入力」を目標にした記事になります。
1.タッチタイピングとは
「タッチタイピング」とはキーボードを見ずに文字を入力できる技術のことです。
一昔前までは「ブラインドタッチ」とも言われていたのですが、「ブラインド」という言葉が差別用語にあたるのでは?という意見もあり、最近では「タッチタイピング」と表現するのが一般的です。
2.タッチタイピングを習得することで得られるメリット
①入力速度が速くなる
キーボード見ながらでも十分速くタイピングできるから問題ないやろ~
…と私も最初は思っていたのですが、できるのとできないとでは全然違います。
私の場合、以前は30~40文字/分くらいの入力速度だったのですが、タッチタイピングを習得してからは最大140~160文字/分の速度で入力できるようになりました。
単純に計算すると3000文字の記事を入力するのに30分かからないのです。
②正確に入力できるようになる
キーボードを見て入力すると画面→キーボード→画面→キーボード…と目を2カ所に動かさなければいけません。
そうなると片方に気を取られ、脱字やタイプミスが発生しやすくなります。
一方、タッチタイピングを身につけると画面だけを集中すればいいので正確に入力できるようになります。
③ドヤ顔ができる
正社員だった頃、プログラミング研修の進捗具合が一番悪かった私ですが、新人社員のなかで唯一タッチタイピングができるのは私だけでした。
まぁドヤ顔は言い過ぎかもしれませんが、タッチタイピングをしている姿は仕事ができるように見えますし、学生さんであれば就活でのアピールポイントにもなるでしょう。
3.タッチタイピングを身につけるための心得
①10分でもいいからできるだけ毎日続けること
タッチタイピングは頭で覚えるのではなく体(指)で覚えるので、毎日続けることが大切です。
しかし根気がいるのも事実。
正直、初めの練習メニューはつまらないししんどいです。
ほんまにこんな練習でできるようになるんか?
と思うのも無理もない。でも続けて下さい。
絶対できるようになります。
②速さを求めない
ある程度打てるようになってくると速度を気にしてしまいがちですが、正確に入力することだけに専念してください。
なぜなら、速度はタッチタイピングを身につけたあとでいくらでも訓練できるから!!
これはマジな話。
私自身、180文字/分の入力速度はあるハズなのですが初期の練習段階で正確性を一切求めていなかったため、未だにタイプミスが非常に多い!!
ブログを始めてから必死になおそうとしているのですが、なかなかなおらない…。
結局、初期段階で速度を求めてしまうと正確性の修正が難しくなるので、とにかく正しく間違えずに入力することだけを意識してください。
4.タッチタイピングの練習に入る前の準備
①美佳タイプのダウンロード
ダウンロードの方法を見る
ダウンロードする手間などを考えてこのソフトに変わるタイピングゲームを探してみたのですが
- 1文字ずつ・段ごとに覚えられる
- 画面いっぱいにどの文字が入力されているかわかるキーボードが表示される
という条件がそろったタイピングゲームが見つからなかったので、今回はこのソフト1本のみの練習方法をご紹介します。
ダウンロード後はインターネットに接続できない環境でも練習することができます。
②キーボードの上にかぶせる段ボールを用意する
キーボードを見ながら練習していてはいつまで経ってもできるようにならないので、美佳タイプで練習をする際は、強制的にキーボードを見えないようにしてください。
スライド式のパソコンデスクをお持ちの方は、キーボードを置くスライドをしまったまま練習してもOKです。
5.ホームポジションをマスターする
①指を正しい場所に置いてみる
今置いた場所が「ホームポジション」といって、名前のとおり指のお家になります。
ホームポジション以外のキーをたたいたあとは、必ずいったんホームポジションに指を戻す習慣をつけてください。
[box class=”yellow_box” title=”キーボードの秘密”]
ホームポジションに指を置いてみると、2つのキーだけ何か違和感がありませんか?
左手人差し指のFと右手人差し指のJのキーに突起がついていますね。
実はこの突起、製造不良などではなく指を正しくホームポジションに置くことができるようにしてある目印なのです。
この突起のおかげで、目をつぶってでも指をホームポジションに配置できるというわけですね。
[/box]
②実際にホームポジションの文字をタイピングしてみる
それでは実際に美佳タイプを起動してホームポジションの文字をタイピングしてみましょう。
美佳タイプはキーボードで操作します
[aside type=”normal”]「美佳タイプ」起動→Enter→「1.ポジション練習」の1を入力→「1.ホームポジション」の1を入力[/aside]
するとこんな画面が表示されます。
ピンク色に塗りつぶされているキーがホームポジションです。
順番に黒くなっている爪(指)で黒く塗りつぶされているキーを入力していきます。
最初の難関は、GとHを人差し指を左・右にずらして入力するところ。
キーとキーとの距離感をつかみながらゆっくり入力してみましょう。
[box class=”yellow_box” title=”タイピングポイント”]
- 手のひら、関節はキーボードに触れないようにする
- 絶対に下(実際に入力しているキーボード)は見ない
- Gを入力したら左手人差し指はFのキーに戻す、Hを入力したら右手人差し指はJのキーに戻す
[/box]
60回正解するとこんな感じの画面が表示されます。
まずはこの練習をミスタッチ0回で正解60回、これを5セットを目標にしましょう。
ミスタッチ0回を5回クリアできたらはい、次の段に!
…とはいかないんですよね。
今度はキーガイドをなしに設定して同じく、ミスタッチ0回で正解60回クリアを5セット行います。
[aside type=”normal”]スペースキーでガイド表示の切り替えができます[/aside]
もうこの時点でめっちゃしんどいですよね、わかりますよ。
指定されているキーと違うキーを押してしまったら正解のキーに文字が出てくるので、「あっ、この文字はここか!」とちょこっとだけ意識しながら入力していきます。
「ガイドなしだとまだしんどいなぁ」と思ったら、練習途中でもガイド表示が可能です。
6.全段をマスターする
ホームポジションをクリアしたら次は上一段→ホームポジション+上一段…数字→全段の順に練習していきます。
練習の流れはホームポジションと同じく
- ガイドありでミスタッチ0回正解60回を5セット
- ガイド無しでミスタッチ0回正解60回を5セット
これらをしっかりクリアしてください。
全段をクリアできる頃には、キーボードを見ずにタイピングができるようになっているはずです。
全段を習得するコツ
ホームポジション以外のキーを練習する際に気をつけるポイントは、他の指はホームポジションに配置したまま入力するよう意識することです。
どういうことかというと、例えば右手の小指Pを入力する際、同時に他の指が上に移動してしまう(薬指がOに移動している)ことがありませんか?
実はこれ、タイプミス以外にも思わぬ落とし穴があるんです。
基本的にタッチタイピングは指だけを動かして入力することが望ましいのですが、ホームポジションから遠いキーを入力するときに他の指を動かしてしまうと手首も大きく一緒に動いてしまいます。
それが癖になってしまうと長時間タイピングする際、腱鞘炎になる可能性が高くなります。
入力するキーの指以外は、ホームポジションから距離を離しすぎないようにしてください。
上一段ポジション
下一段ポジション
美佳タイプでは、。・の練習は必要ありませんが、今後必ず使うので場所だけ覚えておいてください。
数字ポジション
テンキーは使わへんの?
テンキーは数字の入力がメインの場合に使用します。
その他にも
- テンキーまで距離があるため速度のタイムロスになる
- テンキーのないキーボードもある
などの理由も挙げられるため、最上段の数字に慣れることをお勧めいたします。
7.ローマ字単語練習
ようやくここから少し「おっ、これこそタッチタイピング」と感じる練習になるかもしれません。
Escキーで初めの画面に戻って「4.ローマ字練習」を選択します。
[aside type=”normal”]Escはキーボードの左上角にあります。[/aside]
ランダムに並べられた単語を順番にタイピングしていきます。
今の時点ではアルファベットのキーを指に覚えさせただけなので、いざローマ字入力になると頭の中で単語をローマ字に変換してからタイピングするかたちになると思います。
できるだけローマ字ではなく、単語の方を見て入力しましょう。
[aside type=”normal”]ローマ字があやふやな方は、段ボールの上にローマ字一覧表を置くことをお勧めいたします。[/aside]
どうしても見てしまうのであれば、紙などで画面の上部分を隠すと早くローマ字入力に慣れます。
単語練習のコツ
60秒経つとタイピングがストップします。
要するに「60秒でどれくらいタイピングできるか」を測っているのですが、60秒以内に入力し終わらなくても全然問題ありません。
しつこいようですが正確に入力することだけを心掛けてください。
60秒でタイピングし終わるよりタイプミス0の方が断然優秀です。
単語と単語の間のスペースはどうする?
単語と単語の間は左手の親指でスペースキーをタイプしてください。
原則、右手の親指はタイピングには使用しません。
理由は文字変換する際に、右手の矢印キーと左手のスペースキーを同時に使用することがあるからです。
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