- 「おとう飯」のキャンペーンポスターを見た人が「男性の料理には適当が許されて、女性はちゃんと料理しなくちゃいけないのはなぜ?」と炎上
- 「“おとう飯”始めよう」キャンペーンの目的は男性の家事参画
- 料理を挑戦するための敷居を下げるために、あえて「見た目は悪くても美味しければいい」というような表現をしていた
- 「女性の料理はシェフ並みじゃないといけないのか?」のような意味合いは一言も書いてない
目次
1.政府が実施している「おとう飯」がなぜか炎上しているらしい…

①「“おとう飯”始めよう」キャンペーン
政府が男性の料理参画を促進するキャンペーンを開始したのだが、なぜかSNS上で炎上しているとのこと。
内閣府による『“おとう飯”始めよう』キャンペーンなるものを見かけたのだけど、なんだろうこの違和感は。。 pic.twitter.com/4y2yQWuN39
— 中村佳太 (@keitanakamu) July 31, 2022
②SNSの反応は…
これって、女性はご飯をつくれて当たり前ってことでしょうか。ワイ、料理そんな上手くないのに…。
— 沼の遊牧民 (@lifeisswamps) July 31, 2022
『おとう飯〈なら〉いいんです』って言われると、おかあ飯だって許して~って言いたくなる😅
— スルメが好物 (@yukidreammaker) July 31, 2022
違和感なんとなく分かる。なんか「男」は家事テキトーでいい、参加することに意義があるみたいな風潮を蔓延させてる気がする。
— まりー (@H_IIA31) August 2, 2022
例えばこのキャンペーンで実際に簡単なレシピが紹介されていればおとう飯レシピなら簡単手間いらず!!見た目?気にしない!そんなレシピだよ〜片付けまでやってね!なら全然分かる。歓迎する。
— しろ太 (@sirotanasu) August 1, 2022
「男性の料理はテキトーでもよくて、女性は料理をするのが当たり前って何?」という意見が多かった。
2.「おとう飯」が炎上した理由は、対象がわかりにくいから

今回、このキャンペーンが炎上してしまった理由は、対象がわかりにくかったこと。
これらを踏まえ、内閣府男女共同参画局では、子育て世代の男性の家事・育児等、その中でこのたびは料理への参画促進を目的とした「“おとう飯(はん)”始めよう」キャンペーンを実施することといたしました。
引用:「“おとう飯”始めよう」キャンペーンの実施について
おそらく、キャンペーンポスターのみを見た主婦や女性たちが
「私たちの料理はハイクオリティじゃないとダメなの!?」
的な反応になってしまったのであろう。
3.「おとう飯」のターゲットは経済的に家計を支えているお父さん

①女性を批判している内容は書いていない
このキャンペーンはの対象は平日仕事しているお父さん向けではないかと推測できる。
というのも、サイトの下に「山の日のおとう飯」「プレミアムフライデーのおとう飯」など祝日や休日前のレシピが公開されているからだ。
あくまで家事(今回は料理)に参画するきっかけを作っているだけの話。
参画するのにいきなりハイクオリティな料理を作れって言われても無理でしょ…。
なので、「多少見た目は悪くても美味しければオッケー」とあえて敷居を下げているのではないかと思われる。
これまで料理なんかできない、家族のためなら立派な料理を作らければいけない、などと思っていた皆さん。
“おとう飯”大使の石橋さんのご協力により「“おとう飯”の心得」が完成しました。是非「おとう飯」にチャレンジしてみませんか!
引用:おとう飯”の心得
てかこれ、逆にとらえると
「料理を始めるのに、いきなり奥さんが作るようなクオリティを求める必要はない」
と言っているようなもんで、むしろちゃんとした料理をしている女性を褒めているのではないかと…。
家庭料理はいまだに、おかあ飯が大半なのが現実かと。おふくろの味って言葉が生き残ってるし、離婚するとほぼ母親に親権を持たせようとするし。
— ねこまんま (@dss42632571_dss) August 1, 2022
おかあ飯に慣れた男性が、男女共同参画の時代にも関わらず、女性におかあ飯を求める人が多すぎるから、こんなキャンペーンをするのでは?
仕事をメインにしている男性方、休みや祝日前に料理に挑戦して家族を喜ばせてみませんか?
ということを、もっと全面的に出せばよかったのでは…と思う。
②「見守っててね、おかあはん」に違和感
「見守っててね、おかあはん」
私もこれだけは違和感があった。
ただtwitterではこんな声があり、個人的には「なるほどな」と納得しましたね。
この見守っててねっていうのは、
— 昼寝カワウソ (@siesta_kawauso) August 1, 2022
慣れない料理の最中に横から口出ししないであげましょう
ってことだと思う。
例えば運転してる時、助手席から一々口出しされるのは嫌なのと一緒かな。
まずは作ってもらう事に感謝しつつ、食べ終わってからフィードバックしてあげるのが良いかと☀︎
4.独身女の意見として…

こういう話題が出るたび毎度毎度思うが、男性側が何もしていないという風に聞こえて仕方がない。
前提として、
男性が家族を養うために仕事をしていることを忘れてないか?
と思う。
男性が仕事をしないと生活そのものが成り立たない。
(もちろん、男女逆のパターンもある)
百歩譲ってお互い共働きであればまだわかるが、専業主婦がいうのは正直どうかと思ってしまう。
まぁ共働きで女性側が家事・育児の負担割合が大きいとしても、一緒に暮らす前に話し合えよとも思いますけどね。
家事はともかく、子どもなんか勝手に出来るものでもないし…。
「専業主婦は24時間365日休みないんやで!」
という意見もたまに見るが、旦那さんが働いてくれているおかげで外で仕事せずに屋根のある下で食べて暮らすことができているわけだし、旦那さんが働いている間に家事や育児をするのは当たり前だと思いますけど…。
だから必然的に旦那さんが家事・育児に携われる時間が主婦より少ないのは、仕方ないのではないでしょうか?
専業主婦が嫌なら自分が家族を経済的に支えて、旦那さんに家事を任せればいいだけの話。
5.まとめ
- 「“おとう飯”始めよう」キャンペーンの目的は男性の家事参画
- 料理を挑戦するための敷居を下げるため、あえて「見た目は悪くても美味しければいい」というような表現をしていた
- 「女性の料理はシェフ並みじゃないといけないのか?」のような意味合いは一言も書いてない